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最新型光触媒

光触媒とは、光をエネルギーとして物質に化学変化を起こさせる媒体すなわち触媒です。

自然界では、植物の葉緑素による光合成が、光触媒です。葉緑素は、光をエネルギーとして化学変化を起こさせ、二酸化炭素と水分から、デンプンと酸素を作り出します。
光触媒反応を起こす物質としてポピュラーなのが酸化チタン(Tio2)です。

酸化チタン自体は、光触媒反応を作り出しても減る事がありません。表面に光エネルギーを受けると強力な酸化還元反応を起こし、接触する有機物、雑菌などを二酸化炭素と水分に分解し無害化します。

すなわち、「光エネルギーで有機物を燃焼」させてしまいます。光触媒には6つの働きがあります。

  1. 大気浄化:待機中のNOxやSoxなど有害物質を酸化分解する

  2. 防汚:汚れを浮かす

  3. 脱臭:ニオイ成分を酸化分解する

  4. 防曇:親水性の高さを利用して曇りにくくする

  5. 抗菌:ウイルスの外膜を酸化分解する活性を抑制する

  6. 浄水:活性酵素を利用して水中のヒ素や6価クロムなどを分解する

最新型光触媒の特徴

特徴1

アパタイト被覆酸化チタン

光触媒は、有機物を分解するため、定着させる機材そのものを分解してしまう欠点がありました。
屋外の古いトタンに手で触ると「白い粉」が付きますが、これがチョーキングと言ってトタンの塗料そのものに酸化チタンが含まれるため、光のエネルギーで酸化分解された結果です。

そこで、国立研究開発法人 産業技術総合研究所は、酸化チタンにアパタイト(カルシウム成分)を被覆させる事に成功し、コーティング面に直接酸化チタンが触れない事で、定着面の劣化を防ぐとともに、下地剤を不要とし1液施工が可能になり、工事費の大幅な削減を実現しました。

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特徴2

アパタイトの吸着性能

アパタイトには、吸着性能があり、コーティング面などでは、浮遊するウイルス、臭い物質が対流などで接触してくると瞬時に吸着し、分解除去し、これを繰り返します。

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特徴3

安全性

光触媒コーティング剤「HM05/SN/SNAP」は、毒性試験の結果、安全である事が証明されています。

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特徴4

暗所での有効な

光チャージ型光触媒

「アパタイト被覆酸化チタン」の画期的な性能

光照射下で、光エネルギーで酸化分解反応を起すのと同時に、アパタイトが、光エネルギーをチャージ(蓄電)し、光が無い暗所でも光触媒効果が継続している事が発見されました。

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特徴5

定着剤(バインダー)は、不燃材

酸化チタンをコーティング面に定着させる定着剤(バインダー)には、無機質のシリカ(二酸化ケイ素)を使用しています。

・鉄道、航空機、バスなど交通機関にコーティング施工する場合に必須となる「燃焼試験」を受験し、不燃性が確認されています。

・酸化チタン自体は不燃性ですが、燃焼性がある定着剤(バインダー)を使用する光触媒コーティング剤には注意が必要です。

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特徴6

長期の耐久性能

酸化チタンは、光触媒反応を継続しても減る事はなく、半永久的に活動しますが、光触媒コーティング面の光触媒耐久性は、定着剤(バインダー)と基材に依存します。

・壁や塗装面の劣化により、コーティング面が剥がれ、効果が無くなる事が考えられます。

・清掃など拭取り頻度が多い面では、約3年以内、拭取りなど接触頻度が少ない面では、約5年の効果継続が想定出来ます

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